アメリカはなぜ「世界の警察」をやめたのか?

 

 


バラク・オバマ元大統領は2013年9月10日のテレビ演説で、「アメリカは世界の警察ではない」と宣言しました。

 

第二次世界大戦後に世界中で戦争を戦ってきたアメリカは、まさに「世界の警察」というべき存在でした。



そんなアメリカが世界の警察という立場を捨てるに至った理由が「シェール革命」です。

 

地下2000メートルよりも深くに存在するシェール層と呼ばれる地層からシェールオイルやシェールガスといった天然資源が発掘されるようになり、世界のエネルギー事情に革命が起きたのです。

 

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以前のアメリカは中東からの石油に依存していたため、中東の安定を保つことで石油輸入を確保してきました。

 

しかし、シェール革命によって世界最大の産油国となったアメリカは、もう自国の兵士を犠牲にしてまで中東の安定を守る必要がなくなったのです。

 

そのため、アメリカは「世界の警察」という立ち位置を捨て、この地域からの米軍撤退を進めるに至ったのです。

 

今年(2021年)話題となったアフガニスタンからの撤退も、元をたどればシェール革命が理由であると言えるでしょう。

 

 

世界の平和を守るとか、正義のためとか、戦争をするときには立派な大義名分を振りかざしますが、結局は自国の経済が最優先ということですね。

 

もちろんそれは政府として当然のことではありますが...